2016年7月13日水曜日

からだの健康度

私たち整体師は相手の体を見て、触れて、感じて、クライアントの状態をチェックします。
そこには様々な観点がありますが、専門家でない方が、普段の生活の中で、ご自分の今の健康度合いをチェックする際、とてもわかりやすい指標があります。

それは体の弾力性です。

これは命があるものすべてに当てはまります。
野菜やお肉は、新鮮なものは指で押すと跳ね返すようなしなやかさがありますが、鮮度が落ちてくるにつれて、ぶにゅっとした張りのない感じになり、さらに鮮度が落ちると、こんどは硬く強張っていきます。
人間のからだも同じで、調子がいい時は体全体、特に背骨を中心に「しなり」のような張りがあります。
(筋肉の硬さや体の柔軟性とはまた少し違います。ゴムのよう伸び縮みする感覚が近いでしょう)
風邪など病気をすると、体が強張った感じになりますね。
また、年齢を重ねるごとに少しづつ体がこわばり、お墓に入る時には一番硬くなっています。

というように、体(背骨)の弾力 性は、そのまま生命力に直結します。
ですから、整体の臨床では背骨の弾力、可動性、歪みなどを重要視して、矯正しているのです。

ご自身の背中を少し丁寧に動かしてみて、体がこわばっているなと思ったら(何度かやっているうちに感覚がわかってきます)、調子を崩す前のサインですので、自分の生活を見直してみましょう。


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