2016年8月5日金曜日

未病を治す

来院されるクライアントのほとんどの方は体のどこかに痛みを感じています。
じゃあその痛みってなんなのかっていうと、それは刺激ですね。

試しに、自分の爪でどこでもいいので体の一ヶ所に軽く触れてみてください。
次に、少しずつ爪で触れる力を強くしていきます。
すると、どこかで触れられている感覚や押されている感覚が、痛みに変わりますね。

何が言いたいかというと、痛みというのは何もないところから急に起こるのではなく、刺激があるところより強くなったときに、初めて脳が危険信号として認識するものなのです。(これを痛みの閾値(いきち)といいます)
痛みは突然起こりますが、実はそれには前段階が必ず用意されているんですね。

この痛みを脳が知覚する前段階で、異変を察知して、病などを治療するのが、いわゆる東洋医学の大きなポイント、「未病を治す」というものです。
西洋医学では、痛みが出た後にその処方を行いますね。ここが東西の考え方の一番の違いです。

整体はどちらかというと東洋医学がベースにあるので、痛みが出てしまった後にも有効ですが、体型、肌、声、匂い、体温など色んな情報から痛みや不調を未然に防ぐための訓練もしています。
なので、悪いところがなくても季節ごととかに受けるとメンテナンスとしてすごくいいと思います。

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